陸奥湾で相次ぐ「ナマコの密漁」を防ごうと、漁協関係者や警察などによる取り締まり訓練が18日に青森市で行われました。

訓練には、漁業関係者や青森海上保安部、警察など合わせて約100人が参加しました。

陸奥湾周辺には密漁を監視するためのAIカメラが15台設置されていて、訓練では、このカメラで漁協の職員が不審船を発見しました。

不審船を発見した漁協職員(訓練)
「ただいま後潟漁協管内海上で密漁船を発見しましたので、至急取締協力をお願いします」

通報を受けた警察の警備艇や、海上保安部の巡視艇が警報を鳴らしながら不審船を追跡し、漁港に追い込むと、陸上で待ち構えた警察官が密漁者を取り押さえました。

密漁者確保の様子
警察

「(車内を)見せてください」

密漁者
「見ればいいだろ!」

警察
「これなんですか?」
(逃げる密漁者)

警察
「確保!」

県内では2021年と22年に蓬田村近海で密漁事件が起きていて、参加した人たちは、改めて取り締まりの手順を確認していました。

青森県漁連 二木春美 会長
「やはり皆さん生活もかかっているし、密漁防止のためには各漁協、漁連、むつ湾一体となって撲滅に努めたい」

陸奥湾のナマコ漁は10月1日に解禁されるため、関係機関が警戒を強めています。

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