コメの品薄などを背景に、2023年に収穫された青森県産米の「まっしぐら」の相対取引価格が、前の年の同じ時期に比べ17%上昇しました。
農林水産省は17日、去年産米の8月の相対取引価格を発表しました。
相対取引価格は市場を通さず、出荷業者と卸売業者で決定する契約価格です。
それによりますと、県産の「まっしぐら」は玄米60キロあたり1万4894円で、前の年の同じ時期と比べて2164円、率にして17%上昇しました。
去年産米は猛暑による高温障害の影響で流通量が減少するなどし、新米との端境期となる8月には全国的にコメの品薄が生じていました。
JA全農青森はコメを出荷した生産者に仮払いする概算金の目安について、過去20年で最も高い価格を示すなど、概算金の引き上げの動きが広がっているため、今後、流通が始まる新米の価格上昇も予想されています。
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