“日本一黒い温泉”が、約1か月半ぶりの再開です。8月の大雨による土砂崩れで被害を受けた東北温泉(青森県東北町)が、18日に女湯の営業を再開しました。男湯についても10月1日の再開を目指しています。

東北町の「東北温泉」は18日、45日ぶりに女湯の営業を再開し、早速、常連客が足を運んでいました。

常連客
「券を何か月分も買っているんです。きょうもそれを使って」
Q.入れなかった期間はどうしていましたか?
「施設に行っていましたが、わたしお湯が合わなくて…。すっきりしていま、ゆったりして横になっていました」

“日本一黒い温泉”としても知られる東北温泉は、8月4日の大雨により建物の裏側の「のり面」で土砂崩れが発生しました。

土砂は男湯に流れ込み、温泉は営業休止を余儀なくされました。当初は施設の1階全体が泥水に浸かっていましたが、女湯は直接の被害が無かったため、約1か月半で復旧することができたということです。

東北温泉 沢田みのる 代表取締役
「正直な話、もう辞めざるを得ないのかなと思いました。県内ばかりでなく、県外からも『早く復旧を』と電話がかかってくるものですから、期待に応えて早く早くと思ってがんばりました」

一方、土砂が流入した男湯は現在も復旧作業が続けられています。

男湯について、温泉は被害の大きかった露天風呂以外は10月1日までの再開を目指しているということです。

また、復旧にかかる費用をクラウドファンディングで募る予定で800万円を目標に、今後呼びかけていくことにしています。

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