名古屋城の木造復元事業のバリアフリーをめぐる市民討論会で、障害者への差別発言があった問題で、検証委員会が最終報告をまとめました。
名古屋城の木造復元とバリアフリーに関する去年6月の討論会では、エレベーターの設置を求めた障害者の男性に対し、一部の市民から「ずうずうしい」などと差別発言が相次ぎました。
この問題を約1年間にわたって検証してきた有識者らの委員会は、18日、最終報告を公表。
エレベーター設置に消極的な河村市長や、差別発言を制止できなかった市の職員らの人権意識の希薄さが問題の背景にあると指摘し、研修や条例制定によって人権意識を高めることを提言しました。
名古屋市は、問題の検証が終わるまで名古屋城の木造復元計画をストップしていましたが、今後エレベーターの設置を含め、計画がどう進むかが注目されます。
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