広島市にある大学で、3年生以下の学生を対象にした就活イベントが開かれました。

広島修道大学が開いた合同オープンカンパニーには、2日間で中四国を拠点にする企業など100社が参加します。大学の講義室などに1社ずつブースを構え、学生たちに企業理念や仕事のやりがいなどについて説明しました。

流通大手担当者
「会社には経営理念・企業理念など目標となるものが必ず定められている」

人手不足を背景に学生側が有利となる「売り手市場」が続く就職戦線…。企業が学生に接触するタイミングも早まる傾向にあります。

塗料メーカー人事担当者
「内定を複数得る学生も多い。その中で当社に決めていただく点で苦戦している。当社にエントリーしてくれる母集団を増やしていきたいと思っている」

18日の合同オープンカンパニーにはおよそ500人の学生が参加し、2年生や1年生の姿もありました。

男子学生(2年)
「2年生です。大学に入った理由が将来何をしたいか決めるためなので、その足がかりとして参加した」

別の男子学生(2年)
「できるだけ早めに動いた方が自分の将来にも生かせる」
Q、行きたい業界は?
「まだ決まっていないが自分が楽しくできる職場が見つかればと思っている。そこが一番大事」

女子学生(3年)
「今はインターンシップに行くのが前提の時代。それで早期に内定をもらう人が多い。早めに決まる人が多いのは焦りにつながる」

大学側は学生たちに学業を最優先にゆとりをもった就活準備を呼びかけています。

広島修道大学 キャリアセンター課長
「今は就職活動に入る前の準備段階。焦らず着実にやらなければならないことをやって、本番の3月に落ち着いて活動してほしい」

合同オープンカンパニーは19日も開かれます。

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