山形県鶴岡市に住む70代の女性が、総務省を語る電話をきっかけに140万円をだまし取られる特殊詐欺被害にあいました。

警察によりますと、今年6月、鶴岡市に住む70代女性のスマートフォンに、「+1818」から始まる電話番号から着信があり、電話に出ると総務省を語る男が出たということです。

電話で、男は「個人情報が漏れて、不正に携帯電話を契約されている。2時間以内に被害届を提出してください」などと言われたということです。

その後、警察を名乗る別の男から電話があり、「あなたのせいで詐欺の被害にあっている人がたくさんいます」「私があなたの無罪を証明します」などと言われ、女性は相手に電話番号を伝えました。

すると、女性のスマートフォンにLINEでメッセージや警察手帳のような写真、守秘義務契約書だとする書類の写真が送られてきたということです。

その後、女性は電話で、「あなたの口座に入っているお金の札番号を調べる必要があります」などと言われたことから、指示されたアプリをダウンロードし、言われた通り口座を開設して140万円を振り込みました。

その後、相手と連絡が取れなくなり、女性が開設した口座から別の口座に送金されていることに気づき、被害が発覚しました。

また、小国町の30代男性は今年7月、旧ツイッターのXで「簡単に稼げる」などと表示された広告を見つけ、そこで知り合った女性を名乗るアカウントとやり取りをするようになったことをきっかけに19万円をだましとられる被害にあいました。

警察では、身に覚えのない番号から着信があった場合や、「簡単に稼げる」といった文言には十分注意し、すぐに家族や警察に相談するよう呼びかけています。

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