熊本市中央区大江の事務用機械器具卸会社「キンキ」が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。

民間信用調査会社「帝国データバンク」熊本支店によりますと、9月13日に事業を停止して事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入ったということです。

キンキは1959年に「錦輝理工精器(にしきりこうせいき)」として創業し、大学の教材や研究に使う機器を販売。1972年にキンキに商号を変更して、官公庁を中心に取引を行い、1992年8月期には約13億6800万円の売上高を計上していました。

しかし近年は同業他社との競合が激しくなり、物価高などによる仕入れ価格上昇分を価格に転嫁できなかったことなどで、業績が徐々に悪化したということです。

従業員は11人で、負債総額は集計中ですが、今年(2024年)3月期時点の負債は約2億3800万円に上るということです。

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