台風14号について、増永気象予報士の解説です。
台風の速度が時速20キロと、17日に予測されていたほど速くはないので、まだ強風域に入っているところはありません。ただ、この後、速度を上げ、時速40キロから45キロと自動車並みの速さになります。18日夜のはじめ頃に奄美地方に最も近づくでしょう。
では、現在出ている警報です。波浪警報が十島村、奄美北部・南部に出ています。なお、この後、種子島・屋久島地方でも波浪警報は発表される可能性があります。
では、強風域と最も近づく時間帯です。奄美北部と南部ではまもなく強風域に入りそうです。前回の台風13号の爪痕が残る中での台風接近です。十分注意してください。
では、気象台から出ている情報です。各地100ミリを超える雨が19日昼までに予想されており、また波の高さは6メートル以上の大しけです。
なお、現在、大潮の期間に当たっており、満潮時刻が午後7時前後です。潮位が高くなります。沿岸や河口付近の低地では、浸水や冠水のおそれがあります。
では雨雲の状況です。反時計回りに回る雨雲が奄美地方を中心に流れ込んできています。県本土では、大隅地方の方が雨が降りやすい状況で、風下の薩摩地方は日差しが出るでしょう。
最後に週間予報です。台風14号が去った後、北から秋雨前線が南下し、本州付近で停滞しそうです。19日以降、連日、雨の予報になりました。前線の活動が活発化する可能性がありますので、今後の情報に注意しましょう。
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