東日本大震災で被災したふるさとの人たちを励まそうと、宮城県石巻市牡鹿半島の中学生が18日、地元の浜などを巡って伝統のソーランを披露しました。

踊り伝統の「侍ソーラン」を披露したのは、石巻市立牡鹿中学校の全校生徒19人で、学区内にある寄磯漁港など5か所を巡りました。

大漁旗の法被を身にまとった生徒たちが、波や漁師の動きをイメージした勇壮な舞いを真剣な表情で披露すると、地元の人たちは大きな拍手を送っていました。

地元の人:
「こっちが励まされた。見ていて感動した。涙が出るような感じで見ていた」
生徒:
「自分が生まれたところなので地域の皆さんを喜ばせたい、笑顔にしたいという思いで踊りました」

牡鹿中学校では、震災翌年の2012年から、ふるさとの復興を願う「笑顔創造プロジェクト」をスタートさせ、ソーランの披露や地元の清掃活動などを続けています。

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