8月の台風5号で大きな被害を受けた三陸鉄道の今年度の決算見通しが示され、経常損益がおよそ7億1550万円の過去最大の赤字となる見込みです。

これは17日盛岡市内で開かれた三陸鉄道の取締役会で報告されたものです。
報告によりますと、補助金などの特別利益を除いた今年度の経常損益はおよそ7億1550万円で、過去最大の赤字となる見通しです。

また、線路の路肩が崩落するなどの台風5号によって、およそ2億2000万円の被害が発生し、修繕費の高騰や運賃収入の減少などの影響で当期損益は4925万円余りの損失となる見込みです。

台風の影響で現在も運転の見合わせが続いている宮古駅から田老駅の間の復旧には数か月かかる見込みで、早期に全線での運転再開を目指すとしています。

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