山形市内の入浴施設の露天風呂で入浴中の女性などを盗撮した３１歳の男の裁判の判決公判がきょう行われ、裁判所は男に懲役２年、執行猶予５年の有罪判決を言い渡しました。
性的姿態等撮影や児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われているのは、福島県郡山市の３１歳の無職の男です。
起訴状などによりますと、男は今年５月、山形市内で入浴施設の近くの山の中に身を隠し、望遠レンズ付きのカメラで入浴中の女性や着替え中の女性合わせて４４人を撮影した罪などに問われています。
また、男は、岩に似せたカメラを使い露天風呂で盗撮した罪にも問われています。
これまでの裁判で男は起訴内容を認めていて、被告人質問で男は「女性に対する興味・知的好奇心を満たすためだった」などと話していました。
検察側は男が捜査の中で「１０００人以上を盗撮した」などと供述したことを明らかにし、男の犯行について「計画的且つ常習的で悪質」「再犯の可能性が高い」として懲役２年を求刑。
一方、弁護側は、自ら証拠を持参し出頭するなど「反省の態度が見られる」などとして、執行猶予付きの判決を求めていました。
きょうの裁判で山形地方裁判所は男に懲役２年、執行猶予５年の有罪判決を言い渡しました。
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