鳥取県三朝町の国宝に指定されている三佛寺投入堂がある三徳山で16日、登山中の女性が転倒し足を骨折、自力歩行が困難となり遭難する事案が発生しました。
女性は警察や消防などに救助され、命に別条はないということです。

倉吉警察署によりますと、救助されたのは兵庫県宝塚市に住む60代の介護士の女性で、16日午前11時8分ごろから、女性を含む家族4人で三徳山に入山しました。

登山中の午後0時30分ごろ、三徳山の三佛寺投入堂の約50メートル手前で、女性は濡れていた登山道で足を滑らせ転倒し足をくじき、自力歩行が困難となりました。

女性の夫が、動けなくなった現場の近くにある寺に行き、住職に119番通報を依頼。住職が救助要請しました。

その後、通報を受けた消防と警察の救助隊が、救助活動を開始。岡山県消防防災ヘリコプターの支援を受け、午後2時21分ごろ、女性をヘリコプターの機内に収容し、倉吉市内の病院に搬送したということです。

診断の結果、女性は右足首の外側と内側を骨折していたということですが、命に別条はないということです。

女性は登山歴が約20年で、三徳山は2回目の挑戦だったということです。登山届は提出していました。

倉吉警察署は、楽しんでいただくのはもちろん結構だが、こまめな水分・塩分補給、休息などを行い、体調に十分配慮しながら安全に登山を行うように心がけていただきたいとしています。

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