諫早湾の干拓事業で堤防を閉め切られたことで漁業被害を受けたとして、長崎県の漁業者らが国に排水門を開くよう求めた第2陣と第3陣の訴訟で、最高裁はきのう付けで漁業者側の上告を退ける決定をしました。

開門を認めなかった去年3月の福岡高裁判決が確定しました。

諫早湾をめぐっては過去、漁業者側の訴えで排水門を開くよう命じた判決と、逆に干拓地の農業者らの訴えで開かないよう命じた判決があり、司法判断が一時矛盾していましたが、去年3月の最高裁決定以降、開門しない方向に統一されています。

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