“自民王国”ともいわれる富山県。県都・富山市を地盤とする衆議院議員選挙の富山1区で、自民党富山市連が1枚岩になっていません。自民党富山市連が「支部長幹事長会議」で、候補として推すことを決めたのは現職議員ですが、それに異議を申し立てた支部が、独自アンケートを実施します。

16日に開かれた自民党富山市連蜷川支部の役員会には、党員など15人が参加。

次期衆院選の富山1区で、自民党富山市連が決めた現職の田畑裕明議員を推薦する方針について、意見を交わしました。

富山1区の自民党候補者選考を巡っては、富山市連が田畑議員を候補として推すべきか賛否を問う党員アンケートを行う予定でしたが、9月8日の「支部長幹事長会議」で、39ある校下支部の役員の大半が反対したため中止に。

田畑議員の一本化という結論に至りました。

支部長幹事長会議で唯一、異議を申し立てた蜷川支部の役員会では、参加者から「党員の声を聞いてほしかった」「支部長の意見だけで決まるのはおかしい」などといった意見が相次ぎました。

その結果、支部では党員およそ100人に対し田畑議員を推すか推せないかを問うアンケートを独自で行うことを決めました。

自民党富山市連蜷川支部・山本繁之支部長
「最初から反対だということに決めようということではなく、党員の声を広く拾おう、総裁選も含めて政治とカネというものについて、本当にみなさんの声を聞いて、わたしたちはそれをもとに、色んな活動を深めていきましょうといったことを、もっとももっと広げていければなということになりました」

蜷川支部では今月27日までにアンケートを集約し結果を富山市連に報告するとしています。

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