奄美地方を直撃した台風13号の影響で、奄美大島ではこれまでに住宅など76棟の被害が確認されています。復旧作業が続くさなか、16日、発生した新たな台風に住民は不安を募らせています。
奄美大島では、14日夜から15日未明にかけて台風13号の暴風域に入り、奄美市で32.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
MBCが各市町村に取材したところ、これまでに、奄美大島の全域で、住宅の損壊や床上浸水などが少なくとも76棟で確認されています。けが人はいませんでした。
奄美市住用町の住宅では、家のそばにある高さ3メートルの木が一部、折れました。
(住民)「アンテナに当たらなくて良かった」
今回の台風では停電も相次ぎました。九州電力によりますと、停電は、奄美大島と喜界島を中心に一時、1万戸を超えていましたが、16日午後0時半までにすべて復旧したということです。
14日夜から停電が続いていた弁当店では…。
(住民)「いまやっと(電気が)ついた。良かった良かった」
奄美市住用町の住宅では、強風で屋根の一部がはがれ、ブルーシートをかぶせて対処していました。
(住民)「雨漏りしないように頑丈にしておかないと」
応急対策をしたのもつかの間、心配するのは、16日に日本の南で発生した台風14号です。
(住民)「ブルーシートだけでは飛ばされるから頭が痛い」
台風13号の爪痕が残る中、新たに発生した台風。住民は不安を募らせています。
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