佐賀県で来月5日に開幕する「国民スポーツ大会」の会期前競技「カヌー競技」が鹿児島県湧水町で開かれ、鹿児島代表の田中香奈選手が3位入賞を果たしました。

湧水町の川内川で16日に行われたカヌーワイルドウォーター。岩などの障害をかわしながら、流れの激しい川を一気に下り、その速さを争う競技です。

成年女子には、去年のかごしま国体でこの種目を制した、県代表の田中香奈選手が連覇を目指して出場。湧水町でこれまで毎週末合宿を行ってきた田中選手。地元の人たちも応援に駆けつけました。

(田中選手が泊まる民宿の女将)「(田中選手は)娘と変わらない。練習の成果を発揮して、リラックスして頑張ってくれたら」

(伊佐市から)「めっちゃ頑張ってと応援する」

地元の声援のなか、「攻めた」と話す田中選手。川の流れを読み、スピードに乗ります。後半の岩の多いエリアでは、巧みなパドル捌きをみせ、去年の自身の優勝タイムを上回る38秒63でゴール。連覇とはなりませんでしたが、3位入賞を果たしました。

(田中香奈選手)「こんなにたくさん応援してくれる人の中で漕ぐことができて幸せだった。いろんな人の応援が聞こえたので頑張れた。本当にうれしかった」

湧水町でのカヌーの会期前競技は16日で終了。国民スポーツ大会は佐賀で来月5日に開幕します。

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