日本の南にある熱帯低気圧が、今後24時間以内に台風へと発達する可能性があるとして、気象庁は16日、進路予測を開始しました。
日本周辺にはすでに台風13号、台風14号があり、発達のスピードによっては、トリプル台風となる可能性もあります。

熱帯低気圧は16日正午の時点でフィリピンの東にあり、西へゆっくり進んでいます。中心気圧は998ヘクトパスカルです。このあと熱帯低気圧は17日正午には台風となって南シナ海へと進む予想となっています。

16日12時の実況
【種別】 熱帯低気圧
【存在地域】 フィリピンの東
【進行方向、速さ】 西 ゆっくり
【中心気圧】 998 hPa
【中心付近の最大風速】 15 m/s (30 kt)
【最大瞬間風速】 23 m/s (45 kt)

17日12時の予報
【種別】 台風
【存在地域】 南シナ海
【進行方向、速さ】 西 20 km/h (11 kt)
【中心気圧】 996 hPa
【中心付近の最大風速】 18 m/s (35 kt)
【最大瞬間風速】 25 m/s (50 kt)

18日09時の予報
【種別】 台風
【存在地域】 南シナ海
【進行方向、速さ】 西 20 km/h (12 kt)
【中心気圧】 996 hPa
【中心付近の最大風速】 18 m/s (35 kt)
【最大瞬間風速】 25 m/s (50 kt)

19日09時の予報
【種別】 台風
【存在地域】 南シナ海
【進行方向、速さ】 西北西 10 km/h (6 kt)
【中心気圧】 994 hPa
【中心付近の最大風速】 20 m/s (40 kt)
【最大瞬間風速】 30 m/s (60 kt)

20日09時の予報
【種別】 台風
【存在地域】 南シナ海
【進行方向、速さ】 北西 ゆっくり
【中心気圧】 994 hPa
【中心付近の最大風速】 20 m/s (40 kt)
【最大瞬間風速】 30 m/s (60 kt)

21日09時の予報
【種別】 台風
【存在地域】 トンキン湾
【進行方向、速さ】 西北西 15 km/h (8 kt)
【中心気圧】 994 hPa
【中心付近の最大風速】 20 m/s (40 kt)
【最大瞬間風速】 30 m/s (60 kt)

台風14号の進路は?日本への影響は?

日本周辺には現在2つの台風が発生しています。このうち台風13号は17日には熱帯低気圧になる予想となっていますが、場合によってはトリプル台風となる可能性もあります。

このうち大型の台風14号は日本の南、マリアナ諸島を北に進んでいます。
台風は18日から19日にかけて沖縄に接近する見込みで、西日本の太平洋側でも18 日は、うねりを伴った高波に注意が必要です。

15日夜に発生した台風14号は、このあと日本の南を北西に進み、18 日には南西諸島に接近する見込みです。南西諸島では、台風周辺の暖かく湿った空気が流入し、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がありそうです。

また、風が強く吹き、波が高くなりしけとなる所もある見込みです。南西諸島では17~18 日は、強風や高波に注意。18 日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意が必要です。西日本太平洋側でも18 日は、うねりを伴った高波に注意が必要です。

台風13号の進路は?

気象庁HPより

台風13号は華中にあって西北西へ進んでいます。
16 日午後には華中に進み、17 日に熱帯低気圧に変わる見込みです。南西諸島や西日本では台風の影響が残り、波が高くなる所がありそうです。南西諸島と西日本では16 日は、うねりを伴った高波に注意が必要です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。