東京・台東区で警視庁の捜査員や区の職員らが「台東区暴力団追放キャンペーン」を行い、地元住民に暴力団と交際しないよう注意を呼びかけました。

きょう、台東区浅草で行われた「暴力団追放パレード」。キャンペーン運動の一環として、暴力団を排除する目的で警視庁の警察官や台東区の職員らおよそ60人が二天門交差点から雷門交差点までのおよそ700メートルに渡ってパレードを行い、地元住民や店主らに暴力団と交際しないよう注意を呼びかけました。

警視庁浅草署の寺岡博之署長は、都内の暴力団構成員、準構成員の数が昨年末時点で約3250人と、13年連続で減少しているとした上で、「暴力団は潜行する傾向にあり、(実態の)把握がしづらくなっている」と話しました。

そして、暴力団に対する心がけとして、利用しない、恐れない、金を出さない、交際しないことを呼びかけました。

警視庁暴力団対策課によりますと、2007年、台東区内に本拠地を置く暴力団の会長が拳銃自殺をする事件があり、区内の暴力団情勢が激化。以来、警察、地域、行政が一体となって暴力団排除に取り組もうとキャンペーンを行っていて、今回が16回目の開催だったということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。