強い台風13号は、奄美市の西北西を北西に進んでいます。奄美地方は風速25メートル以上の暴風域から抜けましたが、これまでの大雨で、土砂災害に警戒が必要です。
強い台風13号は、15日午前3時には奄美市の西北西およそ160キロにあって、1時間におよそ25キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧は970ヘクトパスカル中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルです。
台風は今後発達しながら東シナ海を北西に進む見込みで、次第に奄美地方から離れています。
最大瞬間風速は15日午前0時半前奄美市で29.7メートル、午前1時すぎ瀬戸内町で23.4メートルを観測しています。
大気の状態が非常に不安定となっているため、15日明け方にかけて局地的に雷を伴い大雨となる見込みで、県の雨量計では15日午前1時までに大和村で時間雨量42ミリの激しい雨を観測しています。
13日午前8時の降り始めからの総雨量は奄美市で238ミリを観測しています。今後、16日午前0時までに予想される24時間雨量は多い所で、奄美地方の北部と南部で120ミリ、大隅地方と、種子島・屋久島地方、十島村で100ミリ、薩摩地方で80ミリです。
奄美地方は風速25メートル以上の暴風域を抜けましたが、鹿児島県全域が風速15メートル以上の強風域に入っています。
大和村と宇検村、瀬戸内町に出されていた土砂災害警戒情報は15日午前3時半にすべて解除されました。現在、大雨警報が奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町に出されています。気象庁は土砂災害とうねりを伴った高波に警戒を呼びかけています。
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