刺されるとひどいかゆみを引き起こす害虫「トコジラミ」。インバウンドの増加で被害が拡大する可能性があるなか、その防除方法などを学ぶ講演会が仙台市で開かれました。

13日に行われた講演会は人間に害を与える「衛生害虫」の対策がテーマで、旅館などに衛生管理や指導を行う宮城県の担当者が参加し、アース製薬北日本支店の管理薬剤師、葛田理沙さんが講師を務めました。衛生害虫のなかでも、トコジラミは、刺されるとひどいかゆみを引き起こします。

アース製薬北日本支店 管理薬剤師葛田理沙さん:
「このように畳の隅やマットレスの端、壁や天井の隙間、宿泊施設だと飾ってある絵の裏側などいろいろな隙間に隠れている」

トコジラミは、服や荷物に付着し、旅行や移動などで簡単に生息範囲が広がるとされています。講演会では、市販の商品による防除の方法が示されました。

参加した県職員:
「一般の対策っていうのは難しいと聞いていたので、市販の薬でも第1段階として予防・対策できるところは非常に前向きな情報」

またインバウンド=訪日外国人の増加に伴い、今後、被害が拡大する可能性があるということです。参加した職員らは、本物のトコジラミを見るなどして防除方法などを学んでいました。

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