タクシー会社の管理のもと一般ドライバーが自家用車などに有料で客を乗せる日本版「ライドシェア」について、宮城県内で始まってから3か月間の稼働率は37%となっています。

日本版「ライドシェア」は、宮城県内では6月から仙台市内の9つの会社が参入しています。運行可能な時間帯はタクシーが不足する金曜日の午後4時台から午後7時台までと、土曜日の午前0時台から午前3時台までで、車両は金曜日が25台、土曜日が15台となっています。県タクシー協会によりますとサービス開始から8月までの3か月間に稼働した車両は、金曜日が144台で稼働率は44%、土曜日は47台で稼働率24%、全体では37%の稼働率となっています。

県タクシー協会 高澤雅哉会長:
「実際はそんなに(タクシーが)不足している状況ではないのでこのような利用回数にとどまっているのかなと」

さらに課題となっているのが「一般ドライバー」の確保です。9社のうち一般ドライバーを採用しているのは3社で合わせて8人にとどまっています。そのほかの会社では内勤のスタッフらで対応しています。

県タクシー協会 高澤雅哉会長

県タクシー協会 高澤雅哉会長:
「やはり稼働できる時間が限られているということとそんなにまだ需要がない。各社とも一般ドライバーの募集に苦戦しているようだ」

県タクシー協会では、引き続き、ライドシェアの「全面解禁には反対」としたうえで、年末にかけての需要など今後の状況を注視することにしています。

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