県警はリサイクルショップでジャージなどを盗んだとして、当時19歳の男性を誤って逮捕していたと発表しました。先入観で捜査を進めていたことなどが原因としています。

警察によりますと、警察は5月下旬に新潟市西区のリサイクルショップでジャージの上下とTシャツを盗んだとして、長岡市に住む当時19歳の男性を窃盗の疑いで逮捕していました。

男性が盗まれたジャージを別のリサイクルショップに売ったという情報や防犯カメラの映像などから先月30日、男性を逮捕したということです。

男性は「犯行場所には行っていません」と容疑を否認。その後、男性の行動などを確認したところ、逮捕事実に疑義が生じたことから、逮捕からおよそ3時間後に釈放したということです。

男性は、リサイクルショップに売ったジャージは三条市に住む知人の17歳の少年から買い取ったものだと話していて、警察はその後の捜査で、ジャージ上下を盗んだ疑いでこの少年を逮捕しました。少年は、調べに対して「わたしが1人でしたことに間違いありません」と話しているということです。

警察は、誤認逮捕した男性を犯人だと先入観で捜査を進めたことや、防犯カメラなどの証拠資料の精査の不徹底などが誤認逮捕の原因だとしています。

県警刑事総務課の白井秀夫課長は、「職員に対する指導・教養を徹底し、適正捜査及び再発防止に努めてまいります」としています。

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