鹿児島市の城山ホテル鹿児島で12日、地震が発生した想定で防災訓練が行われました。

城山ホテル鹿児島では毎年、この時期に鹿児島市消防局と合同で防火防災訓練を行っており、12日は、およそ110人が参加しました。訓練は、鹿児島市で震度6強の地震が発生し、4階の厨房で火災が発生したとの想定で行われました。

インバウンド客も多いことから、日本語と英語などの外国語での館内放送も行い、地震発生の情報を伝えました。

その後、心肺停止状態のけが人にAEDを使って応急処置を施したり、足が不自由な客を特殊な椅子を使って屋外へ避難させたりしました。

また、消防のはしご車も出動し、上層階にいた客を屋上から救出し、最後に放水しました。

(参加した従業員)
「日頃の訓練の成果が身になるような、心構えでいることが大事だと思った」

(城山ホテル鹿児島・宿泊サービス部 上村洋志支配人)
「建物が大きく、お客さんもたくさんいる」
「防災意識を高めて一人一人が的確な行動できるように取り組んでいきたい」

なお、先月8日の日向灘地震では、利用客に館内放送で状況を説明し、大きな混乱はなかったということです。

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