“令和の米騒動”と言われるほどのコメの品薄が続く中、新潟県内の道の駅ではコメを買う観光客が増え、県外産のコメも販売するなどの、例年にはない事態が見られています。

【記者レポート】
「こちら新潟市北区の道の駅でも新米が並んでいます。県外客らがすぐに買っていくそうです」

例年は2kgなど、少なめのパッケージが売れるそうですが…

【道の駅豊栄 肥田野洋子さん】
「いつもなら、ここまで5kgの新米は出ないんですけど…。県外の方が主ですね」

【群馬県からの旅行客】
「新潟に旅行に来たついでに、せっかくならお米を買って帰りたいなと思って…。ずっと探していたんですけどなかなかなくて、やっと見つけました。ものすごくうれしいです、なんか宝物を見つけた感じです」

【千葉県からの観光客】
「最高です。家にはお米が一粒もないです、ここ1カ月くらい」
「これから村上に行って鮭を買って、今晩このコメを炊いて食べようと…」

「道の駅豊栄」では、10日に新米18袋を仕入れましたが、11日の昼すぎで半数近くの残り10袋に。そのため追加の注文を…
「きょう来ますか?分かりました。では入荷次第お願いします」

新潟県燕市の『道の駅 SORAIRO国上』の店頭には、2023年産の「コシヒカリ」が並んでいました。

【群馬からの旅行客】
「うちで食べる。うちの方のコシヒカリと、どのくらい違うか」

新米を求めるお客さんのために『SORAIRO国上』では、今年初めて“千葉県産のコメ”も店頭に並べています。

【道の駅 SORAIRO国上 広報・イベント担当 鴨井智恵子さん】
「なんとかおコメを集めまして、皆様に販売できるように努力しております」

7日には新潟県産コシヒカリ(5kg入り)を100袋売り出したところ、午前中でほとんどが売れてしまうほどの人気で、関東方面などの県外向けに発送したり、多めに買って帰る県外客が目立ったそうです。

「コシヒカリの新米は14日ごろから販売できると思います。とても美味しいおコメがとれて入荷すると思いますので、ぜひ皆さんに食べていただきたいと思います」

まもなくコシヒカリの新米が店頭に出回ります。
“令和の米騒動”はいつ落ち着くのでしょうか?

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