日本のはるか南と沖縄・宮古島付近にあった2つの“台風のたまご”「熱帯低気圧」のうち、1つが「台風13号(バビンカ)」に発達した。もう一方の「熱帯低気圧」に関しては発達せずに、台風にまでならなかった。

「台風13号」に関しては、今後14日~15日にかけて「強い勢力」まで発達すると沖縄や奄美付近に最接近する見込みです。

11日午前9時現在の「気象衛星ひまわり」の画像
11日正午現在の「気象衛星ひまわり」の画像

気になる「台風13号」の今後の進路や勢力は、一体どうなるのでしょうか?

以下、気象庁が発表する「台風13号(バビンカ)」の最新の実況と予想の詳細となります。
(◎のマークのある予報が台風が最も発達している日時の予報となります。)

「台風第13号(バビンカ)」の実況と予報
(気象庁・11日午後0時45分発表)

・11日午後0時(正午)の実況によりますと…
「台風13号」は、北緯13度55分、東経142度50分を中心に『マリアナ諸島』で北西方向に時速20kmの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は990ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。台風の全域220kmが秒速15m以上の強風域となっています。

・12日午前0時の予報によりますと…
「台風13号」は、北緯15度50分、東経141度25分を中心に『マリアナ諸島』で北西方向に時速20kmの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は990ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。予報円の半径は75kmとなっています。

・12日午後0時(正午)の予報によりますと…
「台風13号」は、北緯18度20分、東経140度35分を中心に『マリアナ諸島』で北北西方向に時速20kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は985ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルとなっています。予報円の半径は150kmで、台風の全域160kmが暴風警戒域となっています。

・13日午前9時の予報によりますと…
「台風13号」は、北緯22度25分、東経137度25分を中心に『日本の南』で北北西方向に時速30kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は975ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルとなっています。予報円の半径は185kmで、台風の全域300kmが暴風警戒域となっています。

◎14日午前9時の予報によりますと…
「台風13号」は「強い勢力」に発達して、北緯26度20分、東経131度30分を中心に『日本の南』で北西方向に時速30kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は965ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルとなっています。予報円の半径は260kmで、台風の全域390kmが暴風警戒域となっています。

◎15日午前9時の予報によりますと…
「台風13号」は「強い勢力」のまま、北緯29度05分、東経126度30分を中心に『東シナ海』で西北西方向に時速25kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は965ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルとなっています。予報円の半径は320kmで、台風の全域450kmが暴風警戒域となっています。

・16日午前9時の予報によりますと…
「台風13号」は、北緯31度10分、東経122度30分を中心に『東シナ海』で西北西方向に時速20kmの速さで進むとみられています。中心の気圧は975ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルとなっています。予報円の半径は400kmで、台風の全域490kmが暴風警戒域となっています。

台風にならなかった「熱帯低気圧b」の実況
(気象庁・11日午前10時10分発表)

・11日午前9時の実況によりますと…
「熱帯低気圧b」は台風にまで発達せずに、北緯29度00分、東経122度00分を中心に『東シナ海』で北西方向に時速20kmの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は1006ヘクトパスカルです。

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