9日未明、北海道のJR千歳線北広島駅で、最終列車から降りた乗客がホームにいたにもかかわらず、改札口につながるドアが施錠され、乗客は翌朝までホームに取り残されていたことがわかりました。

JR北海道によりますと、取り残されたのは、8日午後11時59分に札幌を出発した千歳行の普通列車の乗客1人です。

この乗客は、9日午前0時25分ごろ、北広島駅で降りたものの、この日泊まり勤務だった60代の駅員が、ホームの巡回を行わずに改札口につながる扉を施錠しました。

そのため乗客は、駅を出られずホームにとどまりました。

そして約4時間後の午前4時20分ごろ、始発列車のためドアを解錠した駅員が、乗客を発見しました。

乗客に、けがや体調不良はなかったということです。

JR北海道の聴き取りに対し、60代の駅員は「この日は客数名が改札口をすぐに通っていった。監視モニターで済ませてしまった」と説明しているということです。

JR北海道は、この乗客に対して謝罪し、乗客はすぐにタクシーに乗り込んでいったということです。

JR北海道は「最終列車到着後、ホーム巡回を行い、ホームにお客様がいないことを確認し施錠するよう改めて指導する」とコメントしています。

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