中古車販売業を営む会社社長だった男が兵庫県西宮市に住む40代男性にウソの説明をしてクラシックカーの投資を募り約4億円をだまし取ったとして、逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都渋谷区の自動車修理仲介会社経営・室崎泰夫容疑者(42)です。

警察によりますと、神戸市東灘区で中古車販売などを行う「株式会社STARCRAFT」の社長だった室崎容疑者は、兵庫県西宮市に住む40代男性に対して、クラシックカーのレストア販売に関する投資について、「投資すれば半年後に5%が上乗せされて償還される」とウソの説明を行い、去年2月27日と3月2日にわたり、合計3億9950万円をだまし取った疑いがもたれています。

室崎容疑者は、男性に投資の説明をするときに、嘘の書類や車検証などを見せ、信じさせたということです。

室崎容疑者と男性は、共通の税理士を通じて知り合ったということです。

投資から3か月後、税理士から「室崎容疑者と連絡が付かなくなった」と男性に連絡があり、事業所に確認したところ、室崎容疑者の会社が破産していたことから、男性が警察に相談しました。

調べに対し、室崎容疑者は「弁護士と相談してから説明させてください」と認否を保留しているということです。

他にも室崎容疑者からだまし取られたと訴えている被害者がいるということで、被害総額は10億円を超えるとみられています。

警察は引き続き捜査を進めています。

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