電気料金の負担軽減へ、省エネ機能を備えた家電の購入をサポートするという新たな取り組みを、愛媛県が始めます。一体どのような取り組みなのか、最新の家電事情と合わせて取材しました。

省エネ家電の購入で3万円が還元!

愛媛県が電気料金の負担経験などを目的に始める「省エネ家電購入応援キャンペーン」。対象となるのは、9月14日から12月15日までの期間に購入した、国が定めた省エネ性能の基準を満たしているエアコン、冷蔵庫、LED照明、テレビです。1つの製品につき3万円を上限に、本体価格の半分が補助されるというものです。愛媛県内のスーパーや百貨店などで使える商品券で還元されます。

いくつかの家電をまとめて購入して申請することもでき、その場合、1人あたりの上限額は4万円です。申請できるのは1人1回までですが、申請する人の年齢制限は設けられていません。したがって、お子さんの分も申請可能で、4人家族なら対象の家電全てをお得に買うことができます。

ただ、愛媛県の予算は1億5000万円で、予算の上限に達した場合は期間より早く終了する場合があり、抽選になることもあるそうです。そのため、県は早めの申請を呼びかけています。

最新の家電事情とは…⁉

最新の家電について、エディオン松山本店で案内してもらいました。まずは、残暑が続く中で欠かせないエアコン。年間を通じて家庭での電力消費量が最も多い家電です。中には、フィルターの掃除機能に特徴がある商品も。

エディオン松山本店 北橋潤さん
「このエアコンには、マイナス15℃まで凍らせて汚れをくっつけて洗い流す技術がついています」

凍らせることで、ほこりなどが固まり汚れが落ちやすくなるということで、従来のエアコンと比べて年間で5000円ほどの節約に繋がるそうです。

エアコンの次に電力消費量が多いのが冷蔵庫。中には、室内の明るさを感知するセンサーが備わっていて、扉の開け閉めが少なくなる夜間は一時的に冷却機能がストップするものも。

――温度が上がると食材が冷えないのでは…?
エディオン松山本店 北橋潤さん
「最新の冷蔵庫は非常に優秀な断熱材が入っているので、そういった問題はありません」

こうした機能により、従来のものと比べて2割ほど電力の消費を抑えられるということです。

また、比較的手軽に買い換えられるのがLED照明。蛍光灯と比べて年間の電気代が半分ほどになる上、商品によっては、スマートフォンによる遠隔操作も可能で、消し忘れによる無駄な電力の消費を抑えることができます。

エディオン松山本店 北橋潤さん
「まだ暑いのでエアコンや一番運転する冷蔵庫等が売れています。電気代を気にして壊れていなくても早めに買い替える人が多くいます」

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