大阪・夢洲で構想されている統合型リゾート(IR)。ここにきて“大きな一歩”が進み、本格的に計画も進んでいきそうです。

 大阪・夢洲に整備する計画が進められている「IR」。来年4月に開幕する大阪・関西万博の会場の隣に国際会議場・ホテル・ショッピングモールに加え、カジノ施設が建つ統合型リゾートです。

 9月10日、大きな動きがありました。大阪府の吉村洋文知事が万博の準備状況を報告するため、岸田文雄総理や自見英子万博担当大臣らと面会。そこで、IRについての報告もされたのです。事業者が2026年9月末まで行使できる予定だった違約金なしで契約をなかったことにできる「解除権」を9月6日付けで放棄し、10日、合意確認したということです。

 (大阪府 吉村洋文知事)「2030年に大阪で開業する非常に大きな一歩が、前進したということになります。世界最高水準の統合型リゾートIRを大阪で開業したいと思います」

 面会後、成功への手応えをにじませた吉村知事。ほかにどんな協議が行われたのでしょうか。

 一方、IRをめぐっては、大阪市民らが9日、土地の改良工事の業者を選んだ方法が違法などとして市に訴えを起こしたほか、液状化対策として市が約790億円を負担することも決まっています。

 ギャンブル依存症や治安への影響を不安視する否定的な声も多いなか、投資額1兆円超えのビッグビジネスを成功に導くことはできるのでしょうか。

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