種子島宇宙センターであさって11日、H2Aロケット49号機の打ち上げが予定されていましたが、天候不良のため、打ち上げは延期となりました。

H2A49号機は当初、今月11日、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でした。しかし、11日は雨や雷などのおそれがあるため、三菱重工は9日、打ち上げ延期を発表しました。

新たな打ち上げ日は、今週12日から10月末までの間で、今後、天候などを踏まえて判断するとしています。

今回の49号機には、軍事施設の動向などを監視する政府の事実上の偵察衛星「レーダ8号機」が搭載されています。開発費およそ311億円で、従来より解像度が大幅に上がり、災害時の状況把握にも役立てられる予定です。

H2Aロケットはこれまで42機連続で打ち上げに成功している一方、打ち上げ費用は100億円を超え、世界水準より3割ほど高いとされています。このため、三菱重工は50号機の打ち上げを最後に、コストを半分に抑えた新型のH3ロケットに全て移行します。

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