東京福祉大で多数の留学生が所在不明となった問題に絡み、大学運営に批判的な手記をインターネットで公開するなどして名誉を毀損したとして、運営する学校法人が田嶋清一元教授に1100万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は9日、大学側の請求を棄却した。  判決によると、田嶋元教授は2019~21年、記者会見やネットなどで、批判的な内容を複数回発信。留学生の不明問題を巡っては「元総長が金もうけのために留学生を大量に受け入れていた」「金もうけ主義が背景にある」などと指摘していた。  高木勝己裁判長は「重要な部分について真実だと認められ、論評の域を逸脱したとも言えない」と指摘した。


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