最新のJNN世論調査で誰が自民党の総理・総裁にふさわしいか聞いたところ、小泉進次郎氏と答えた人が最も多かったことがわかりました。
岸田内閣を支持できるという人は、先月の調査から3.3ポイント上昇し、34.3%でした。
一方、支持できないという人は、5.8ポイント下落し、60.6%でした。
岸田総理は次の総裁選に出馬しないことを表明しましたが、これを「評価する」と答えた人は68%、「評価しない」は19%でした。
一方、岸田総理が退陣することで、自民党への信頼回復につながると思うか聞いたところ、「思う」は22%、「思わない」は66%でした。
次の衆議院選挙後の望ましい政権のあり方について聞いたところ、「自公政権の継続を望む」が44%、「自民党以外の政権に交代することを望む」が37%でした。
今月23日に行われる立憲民主党の代表選をめぐり、「誰が代表にふさわしいか」については、回答が多かった順に、1位は野田元総理、2位は枝野前代表、3位は泉代表、4位は吉田晴美衆院議員でした。
立憲民主党の支持層に限定しても順位は変わらず、1位は野田元総理で、5割を超える支持となっています。
次に今月27日に行われる自民党・総裁選について。
すでに出馬表明している人を含め、立候補に意欲を示している12人のうち、誰が総理・総裁にふさわしいか聞いたところ、1位は小泉元環境大臣、2位は石破元幹事長、3位は高市経済安保担当大臣でした。
自民党支持層に限定しても、上位5位までの順位は変わらず、1位は小泉氏で、2位の石破氏と10ポイント以上差をつけました。
自民党の総裁選や立憲民主党の代表選で「議論して欲しいテーマ」をひとつ聞いたところ、1位は「年金、医療、介護などの社会保障対策」、2位は「物価高対策」、3位は「賃上げなどの景気対策」でした。
衆議院の解散・総選挙のふさわしい時期について、最も多い回答は、「自民党総裁選の直後」でした。
各党の支持率はご覧の通りです。
【政党支持率】
自民 31.0%(3.9↑) 立憲 5.3%(0.1↑)
維新 2.3%(1.4↓) 公明 2.4%(0.1↑)
共産 1.7%(0.9↓) 国民 1.2%(0.8↓)
教育 0.6%(0.6↑) れいわ 1.3%(0.1↓)
社民 0.2%(0.2↓) 参政 0.5%(0.1↓)
その他 0.6%(0.3↓) 支持なし 48.6%(0.5↑)
【調査方法】
JNNではコンピュータで無作為に数字を組み合わせ、固定電話と携帯電話両方をかけて行う「RDD方式」を採用しています。
9月7日(土)、8日(日)に全国18歳以上の男女2171人〔固定828人、携帯1343人〕に調査を行い、そのうち46.6%にあたる1011人から有効な回答を得ました。その内訳は固定電話509人、携帯502人でした。
インターネットによる調査は、「その分野に関心がある人」が多く回答する傾向があるため、調査結果には偏りが生じます。より「有権者の縮図」に近づけるためにもJNNでは電話による調査を実施しています。無作為に選んだ方々に対し、機械による自動音声で調査を行うのではなく、調査員が直接聞き取りを行っています。固定電話も年齢層が偏らないよう、お住まいの方から乱数で指定させて頂いたお一人を選んで、質問させて頂いています。
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