自民党富山市連は、次の衆院選富山1区の候補者選考を巡り、現職の田畑裕明(たばた・ひろあき)衆議院議員の信任を問う党員アンケートを行う方針を示していましたが、8日の会議で一転、田畑議員を候補者として推すことを決めました。



衆院選富山1区の候補者選考を巡っては、富山市連の県議、市議から田畑議員を選挙で推すことへの批判や疑問の声が続出。賛否が割れたため、田畑議員を推すかどうかを決める党員アンケート調査を行う方針を固めていました。

しかし、8日開かれた各校下ごとの幹部が集まる支部長・幹事長会議で、党員アンケートを行わず次の衆院選の候補者として田畑議員を推すことを決めました。

自民党富山市連・中川忠昭支部長:
「我々支部長幹事長がしっかり押し上げて今日があるわけだと、そういうことを踏まえると、今アンケートなどをとるということはとんでもない話だと。我々を信じないのか信用しないのかということを、おっしゃられる方が大勢を占めたわけであります」



この決定を受けて、田畑議員は。

自民党富山1区・田畑裕明衆議院議員:
「皆さんこの12年間の私の活動に対して温かい声を頂いたというのが実態でありますし」「誠心誠意引き続き国政で私は富山の代表として働けるように、これからもちろん精進努力であり、有権者の皆さんへの説明責任やいろんなところに分け入って、私の政治信条、また取り組んできた実績、今後やりたいことを丁寧にまた全力で訴えてまいりたい」



また、田畑議員は、この日の会議で、去年秋からの政治資金パーティーで収支報告書への不記載が発覚し、今月2日に訂正したことを報告したということです。具体的な金額や回数などについて手元に資料がないとして後日回答するとしています。

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