パリオリンピック™で銀メダルを獲得したフェンシングの古俣聖選手(新潟市西区出身)が、BSNのインタビューで、初挑戦のオリンピックの舞台を振り返りました。

「オリンピックのメダルって、気持ち的なところもあってすごく、重く感じます」
「この前、テレビで1時間くらいずっとメダルを掛けていないといけない場面があって、そしたら、1時間かけていると肩が凝っちゃうぐらいは重いですね」

男子エペ団体のリザーブとして臨んだ古俣選手(26歳)は、ハンガリーとの決勝で3点ビハインドで迎えた第3試合から登場。第7試合でも点差を縮める活躍を見せ、銀メダル獲得に貢献しました。

「率直に嬉しかったです。決勝はギリギリのところで負けてしまったので、悔しい部分はあったんですけど、やっぱり小さい頃から憧れていたオリンピックのメダルというものに、まさか手が届く日が来るとは信じられない…」

そんな古俣選手をBSN新潟放送は、11年前の2013年に取材しています。
当時15歳。すでにオリンピックへの想いをカメラの前で語っていました。

「最終的な目標はオリンピックでメダルをとることですけど、レベルアップしていけるように頑張っています」

自宅の練習場でいつも隣にいたのは、自らも日本代表として活躍した姉・潮里さん(29歳)です。
「弟は、気が優しくて、控えめで、まじめという印象」
「私はもうずっと弟として見ていたので、『大丈夫かなあ?』というか、そんなプレッシャーがかかるところに行って『心配だなあ』という気持ち」

母校の内野中学校で潮里さんは、地元からの声援に感謝を述べました。
「地域のみなさまの応援があってのことだと思いますし、功績を出せた結果みなさまに喜んでいただいて…。形のあるもので応援していただけるというのは、次のロスオリンピックへの挑戦にも大きな励みになると思います。本当にありがとうございました」

重圧がかかる中、家族や地域に支えられ勝ち取った銀メダルを胸に、古俣聖(あきら)選手は率直な気持ちを話しています。

「オリンピックで活躍して、ありがたいことに『フェンシングかっこいいと思って始めてみたい』というお話をよく聞くので、そんなふうに思っていただけたのなら、こんな嬉しいことはないなと」

そしてさらに古俣選手は“さらなる高み”を目指しています。

「次の4年後のロスオリンピック™が一番の目標。一番目に団体戦で金メダルを取ることが目標で、二番目は個人戦でメダルをとることが目標です」

パリでの舞台では、選手はもちろん観客の声援も、今までにないほどの熱量だったと話していました。

重圧の中での銀メダル、本当におめでとうございます!

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。