任期満了に伴う立憲民主党の代表選が7日に告示され、立候補した4人がそれぞれ名古屋で政策を訴えました。
立憲民主党の代表選に立候補したのは、野田佳彦・元総理、枝野幸男・前代表、泉健太・代表、吉田晴美・衆院議員の4人で、全国11都市を回る地方遊説が、7日に名古屋からスタートしました。
名古屋市内で行われた討論会で、4人はいずれも裏金問題をめぐる自民党の対応が不十分であると批判。その上で政権交代への意欲を示しました。
(野田佳彦・元総理)「政治家を代々出してきた家系から生まれた政治家ばかりが自民党ではないですか。こういう世襲の政治も変えていかなければいけないと思う。加えて私は安倍元総理との党首討論の中で議員定数削減を約束した。残念ながらこれまで果たされていない。これを今回はしっかりと実現するために政権交代の先頭に立つ決意で頑張りたい。」
(枝野幸男・前代表)「人間中心の経済『ヒューマンエコノミクス』というビジョンを掲げた。教育・保育・老後の介護。若い皆さんがチャレンジ、力を発揮する前提として、充実しなければならない。しかし介護や保育に不安があるだけではなくその支え手、担い手の賃金が重労働の割には安くて人手不足。こうしたところから変えていくことが遠回りなようでも、日本の経済を発展させるポイントだと思う。」
(泉健太・代表)「『人へ未来へまっとうな政治へ』。人へ、これは教育の無償化、非正規の正規化、人を大事にする、人への投資です。未来へ、私たち立憲民主党は未来産業を伸ばしていくということで環境、エネルギー、観光、農業、デジタルこういった産業について伸ばしていくということを明記している。」
(吉田晴美・衆院議員)
「私は政権交代をして、人をまず大事にすること。そして対人で仕事している介護士や保育士の給与を8万円アップしたい。そして教員に給特法も出たがこれだけでは改善できないと思う。ワークシェアできるように仕事の量も分担していけるような人材を確保していくことも含めてやっていきたい。」
立憲民主党の代表選は国会議員や地方議員、党員などによる票で争われ、今月23日に投開票されます。
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