白米千枚田で稲刈りをする人たち=7日、石川県輪島市で

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の白米(しろよね)千枚田で7日、稲刈りがあった。今年に作付けできたのは全体の1割余りにとどまったが、関係者は「やっとここまで来られた」と目を細めた。  千枚田は海に面した斜面に1004枚の田があり、国の名勝に指定されているほか、「日本の棚田百選」にもなっている。地震で亀裂が入るなどしたため、約120枚分だけ5月に田植えした。  この日は、管理を担う白米千枚田愛耕会やボランティアら100人余りが参加し、鎌で稲を刈っていった。愛耕会の白尾友一代表(60)は「支えてくれた皆さんには感謝の気持ちしかない。来年は、より広い面積で作付けしたい」と話した。(上田千秋)

白米千枚田で稲刈りをする人たち=7日、石川県輪島市で



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