全国的にコメの不足がつづいていて、「令和の米騒動」とも言われています。福島市の販売店では6日、3日ぶりにコメが入荷しましたが、わずか2分で完売する異例の事態となっています。

小枝佳祐記者「開店5分前、店の前にはずらっと長い列ができています」

福島市にあるJAの直売所にできた長い列。そのワケは…。

福島市の男性「(目当ては)コメ、それだけ。5キロでもいいから1袋買えれば」

コメを求める長い行列。午前9時に開店すると、売り場には多くの人が。1家族5キロまでと制限されていましたが、開店と同時に次々と売れていきます。6日に販売分の20袋は、わずか2分で完売しました。

コメを購入した女性「買えなかったので探していたら、新聞見たらここで売っていると聞いたので、さっそく飛んできました」

コメを購入した男性「買えないと思っていたんです。でも買えて本当に良かったです。本当に安心しました」

実は販売していたのは、今年の新米ではなく、去年収穫されたコメ。品薄状態を解消しようと、この時期としては、異例の対応をとりました。

ここら黒岩店・阿部千代子さん「とにかく大変な事態になっているんだなってことは感じますね。ひしひしとね」

コメは福島市以外からも仕入れたといいますが、それでも、十分な量ではありません。

阿部さん「おコメを食べないで、パンとかを食べるしかないのかななんて、おっしゃっている人もいましたね」

店では、新米出てくれば、不足は徐々に解消に向かうと考えていますが、9月いっぱいは厳しい状況が続くとみています。

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