パリパラリンピック、柔道女子の視覚障害が重いクラスで、福島県いわき市出身の半谷静香選手が銀メダルを獲得しました。4大会連続出場で、初のメダル獲得です。

柔道女子48キロ級の視覚障害の重いクラスに登場した、半谷静香選手。地元のいわき市でも、大勢の人が駆けつけ、半谷選手に声援を送ります。

父・半谷良人さん「いままで散々苦労したので、何とかメダルに届いてほしいなと期待しています」

1回戦を延長戦の末に制し、続く準決勝では、トルコの選手と対戦します。勝てばメダルが確定する一戦に、父の良人さんも固唾をのんで見守ります。試合は一進一退の攻防が続き、2試合連続の延長戦となります。

互いが組んだ状態から始まるパラリンピックの柔道。「見えない相手」と向き合い、技を仕掛けます。延長戦開始からおよそ1分。背負い落としで技ありを奪い、勝利。悲願のメダル確定に、地元は…。

応援「わー!」

決勝も攻め続け…

そして迎えた決勝は、格上のウクライナの選手です。序盤に背負い投げで技ありを奪われ、その後も積極的に攻め続けますが、終盤に背負い落としで一本負け。4大会連続出場で初めてのメダルは、銀メダルとなりました。

父・良人さん「よく頑張ってくれたと思います。本当によく頑張ったなという思いです。けがも無く、よく頑張ってくれました。それだけです」

半谷静香選手「今回の一番の目標は出し切ることだったんですけど、いま振り返ってみて、冷静に戦えたかなと考えています。私としては頑張れた大会だったと思います。私一人ではできなかったので、ただただ感謝です。ありがとうございます」

一方、今後について、問われると…。

半谷選手「とりあえず帰ってアイスクリームを食べたいです。今後はひとまず休養をとってじっくり考えたいと思います」

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