青森県大間町で建設が進められている「大間原発」について、事業者の電源開発は安全対策工事の開始を延期し、工事再開時期の見通しを約2年後に示したい考えを町に報告しました。

電源開発 菅野等 社長
「現場の工事再開につきまして、延期をせざるを得ないというところにつきまして、私自身深く痛感しているところでございます。誠に町の皆さまのご期待に添えない点につきましてお詫び申し上げたいと思います。本当に申し訳ございません」

電源開発の菅野等社長は大間町議会の特別委員会の中で、今回で6回目となる工事開始の延期を報告しました。

電源開発は再開時期の見通しについて、現在進められている国の新しい基準の適合審査の進捗がある程度進んだ状態で、より確度の高いものを示したい考えで、想定として約2年後に工事再開の時期を示したいとしています。

一方で工期圧縮などを行うことで、2030年度中としている運転開始時期の変更はしない方針です。

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