クマによる人的被害が相次いだ青森県の八甲田山系で行われている「入山規制」について、宮下宗一郎知事は9月14日と21日に分けて3つの路線ずつ登山道の規制を解除すると明らかにしました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「9月21日をもって全ての登山道の閉鎖が解除される見込みとなっています」

2024年6月にタケノコ採りの女性が亡くなるなど人的被害が相次いだ八甲田では、現場を中心に半径約3kmの範囲で入山が規制されていました。

こうした中、規制解除に向けて8月から関係団体によるパトロールや試験的開放で安全確認が行われてきました。

これらを踏まえ、宮下知事は入山が規制されている登山道のうち9月14日に「毛無岱線(けなしたいせん)」など3つの路線を、21日には、さらに3つの路線の規制を解除することを明らかにしました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「一定の安全が確保されるという見通しの中で解除しているので、それぞれが後はクマ対策をしていただいた上で、秋の行楽シーズン、八甲田登山を楽しんでいただきたいと考えています」

県では、八甲田登山道の見通しの悪い場所に新たにハンドベルを設けるなどして、安全確保に努めることにしています。

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