「阪神淡路大震災」や「能登半島地震」などを教訓に、災害への備えと発災後の対応を学ぶ講演が青森市で開かれました。

防災啓発研修には、県内の消防職員や自主防災組織に所属する市民などが参加しました。

はじめに弘前医療福祉大学の立岡伸章教授が講演し、阪神淡路大震災の際、瓦礫に体が挟まれることで死亡者が出た「クラッシュ症候群」への応急処置の仕方などを伝えました。

弘前医療福祉大学 立岡伸章 教授
「30分以上(がれきに)挟まれていたら、とりあえず水分を摂らせる。阪神淡路大震災ではあと500人、水分を飲ませていたら助かっていた」

続いて青森市の「男女共同参画地域みらいねっと」の代表理事・小山内世喜子さんが「能登半島地震」の被災地で被災者のニーズをくんだ支援物資が不足していたことなど、6回にわたる支援で感じた課題を紹介しました。

参加した消防士は
「災害があったあとに避難所での生活とかいろんなことを学ぶことができました。(学びを広めて)自分だけじゃなくて、みんなが災害があったときに助かるような行動ができればいいと思う」

参加者は、災害への備えとともに万が一の際の心構えを新たにしていました。

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