子宮頸がんを予防する効果のあるワクチンについて、広島大学が「認知度が低い」として接種を検討するよう呼びかけています。

子宮頸がんは若い女性を中心にかかるがんで、日本では毎年およそ1万人がかかり、そのうち3千人が亡くなっています。

小学6年生から高校1年生の女性は自己負担なしでワクチンを接種できますが、副反応への懸念から積極的な接種が控えられていた期間がありました。

その期間に接種できなかった1997年から2007年生まれの女性を対象に、今年度末まで自己負担なしで出来る「キャッチアップ制度」が設けられています。

ワクチンは3回の接種が必要で、年度内に終えるには今月中に接種を始める必要があります。

広島大学病院循環器内科 小畠啓史医師
「(副反応と懸念された)全身の痛みや運動障害とHPVワクチンの接種との因果関係は証明されていない。昔の情報・印象を現在の情報にアップデートして、接種を検討していただければと思います」

昨年度、県内でキャッチアップ制度によって接種した人は、対象の1割未満にとどまっています。

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