再建工事中の首里城正殿に取りつけられる「向拝透欄間(こうはいすかしらんま)」の制作の様子が5日、那覇市首里にある作業場で公開されました。

「向拝透欄間」は、首里城を象徴する唐破風の下に取りつけられ、正殿の内部に光を取り入れるために設けられます。

消失前の首里城正殿 正面上部が「唐破風」



今年7月に始まった欄間の制作は、3人の職人が完成に向けて作業を進めていて板に彫られた「獅子・牡丹・唐草」の文様が正殿を華やかに彩ります。

▽彫刻士・儀保克幸
「獅子は百獣の王で、牡丹は百花の王と言われるように、高貴なものが2つ合わさることですごく品格のあるもの、そういうものにしていきたいと思っています」

▽小泉ゆりかさん
「こういうことに関わるのは初めてですごく嬉しい。いろんなことを周りの方に、先生に教えていただけるので、どうにかくらいついていかないといけない」

「向拝透欄間」は1枚約2メートルから4メートルの板を合わせて5枚取りつけ、全体で12メートルの長さになる予定で、今年11月の完成を目指して制作を進める予定です。

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