秋の夜に咲く花が主役のイベントが広島市植物公園で7日から始まります。夜に咲き、明け方には散ってしまう花もあるそうです。

広島市植物公園で7日から始まる「秋の夜間開園」を前に4日夜、園内で準備が行われました。このイベントでは、閉園時間を通常の午後4時半から午後9時まで延長することで、昼には咲いていない花を楽しむことができます。

「ヨルガオ」は、日が落ちてくるにつれて白くて大きな花が開きます。

広島市植物公園 中原祥之技師
「暗い中でもパッと白くて目をひくような花が咲く。咲き始めなので、皆さんが来られるときには、より一層色んな所に白い大きなヨルガオを見ることができる」

夕方から夜にかけて咲き、夜明けには散ってしまうのが「サガリバナ」です。沖縄や亜熱帯のマングローブなどに咲き、“華やかさ”が1番の魅力だといいます。

夜にしか咲かない「オオオニバス」の花 日ごとに色が変わり

大きな葉っぱを持つ「オオオニバス」の花も夜にしか咲きません。そして、その花の色にも特徴があるそうです。

広島市植物公園 中原祥之技師
「きょうは白いじゃないですか。次の日になると、次は濃いピンク色の花色になる。一つの植物で2度美味しいというか、そういうところが良い」

池花以外でも楽しめるスポットがあります。「散歩道」では虫の鳴き声も響き、秋を感じることができます。ライトアップ期間中は、ことし初めて行われる盆栽の展示のほか、イルミネーションや野外コンサート、夜店での食事も楽しむことができます。

広島市植物公園 中原祥之技師
「夜にしか見ることのできない花と夜に香る花。花の美しさといい匂いで楽しんでもらえたら」

神秘的な空間を楽しめる「秋の夜間開園」は、7日(土)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)に開催されます。

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