ミスにより中断されていた福島第一原発の溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は5日、早ければ来週にも、作業を再開させる考えを示しました。

福島第一原発2号機では8月22日、燃料デブリの試験的な取り出しに着手する予定でしたが、作業員が装置を押し込むパイプの順番を間違えるミスがあり、中断されていました。

東電は5日、一連の経緯などについて説明し、ミスがあったパイプは1か月近く前に仮置きしたときから、並び順が間違ったままだったことなどを明らかにしました。そして、「確認作業が不足していた」と結論づけました。

その上で、作業再開の時期について、「順調に準備作業が進めば、早ければ来週にもできる見込み」との見通しを示しました。

東京電力の会見

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