「皇室への献上品」の名目で、福島市の農家からモモをだまし取った罪などに問われていた男に有罪判決が言い渡されました。

判決を受けたのは、東京都練馬区の農業園芸コンサルタント・加藤正夫被告(76)です。

判決によりますと、加藤被告はおととし8月、宮内庁の関係者を装い「皇室への献上品を選定する権限がある」などとうそを言って、福島市の農家の男性からモモ4箱をだまし取るなどしました。

これまでの裁判で、加藤被告は「モモは宮内庁に送った」と無罪を主張していました。

きょうの判決公判で、福島地裁の島田環裁判長は「計画的で悪質な犯行で反省の態度もみられない」などとして懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

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