被害は3週間で4件目となります。公共施設で設備が壊される被害が相次いでいる青森県黒石市でトイレでも被害が見つかっていて、警察は「器物損壊事件」として捜査しています。

被害が確認されたのは、黒石市の東公園にある多目的トイレです。便座ヒーターの電源カバーが壊れているのを3日、清掃作業員が見つけました。

このほかにもトイレ内の壁への落書きや、立ち入り禁止場所に設置していたコーンバーも壊されていたということです。

市は、8月30日の午後2時半ごろから2日の午後2時半ごろまでの間に壊されたとみて、警察に被害届を提出しました。

黒石市都市建築課 小山内和徳課長
「(被害が)先週あり、それに続いてということになりましたので、非常に残念に思っています」

黒石市では、公共施設の設備が壊される被害が相次いでいて、8月13日、23日、26日に続き、今回が4件目となります。このうち、8月13日は旧黒石小学校で窓ガラスが割られ、職員室などからタバコの吸い殻12本が見つかりました。

また、8月23日には横町かぐじ広場で机の一部が焦げたほか落書きが見つかっていて、26日には黒石駅前多目的広場で時計の風防などが壊されました。

このため警察は「器物損壊事件」として捜査を進めています。

黒石市都市建築課 小山内和徳課長
「公共施設というのは多くの市民が使う施設でございますので、本当に大事に扱っていただきたい。こういう損壊事件がありましたら、その施設が使えなくなったりとか起きてきますので、本当に大事にみなさんで使えるようにしていただきたい」

市は、これ以上被害が広がらないようにパトロールを強化するほか、防犯カメラの設置なども検討していているということです。

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