2024年2月、青森県の中南地域の中学校で生徒の頭を叩いたとして、県教育委員会は48歳の男性教諭を8月29日付で戒告処分としました。男性教諭は、過去にも体罰で処分を受けていました。
処分を受けたのは、中南地域の中学校に勤務する48歳の男性教諭です。
県教育委員会によりますと、男性教諭は2024年2月、学校の帰りの会の時間に生徒の頭を1回叩いたということです。
男性教諭は生徒たちに教室のロッカーを片付けるよう指導したところ、1人の生徒が片付けをせず、再度声をかけたさい生徒が大きな音を立てて椅子をしまったため、『自分への不満を表現した』と理解し、頭を叩いたと話しています。
男性教諭が処分を受けたのは今回が初めてではありません。
2015年、文化祭の準備中に生徒1人を抱きかかえてロッカーに入れ、離した際にけがをさせた不適切指導で戒告処分、翌2016年には同じく文化祭の準備中、走り回っていた生徒2人に頭突きし、1人が鼻の骨を折るけがをしたとして、減給3か月の懲戒処分を受けていました。
県教育委員会は、こうした過去の処分も踏まえ8月29日付で、この男性教諭を戒告の懲戒処分としました。
3度目の処分となったことについて男性教諭は、『気持ちをコントロールできなかったと思う』と話した上で、『今後は冷静になってから指導するように心がけ毎日の教育活動に真摯に取り組む』とコメントしています。
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