子どもたちの夏休みが明けて1週間あまりが経ちました。集団での活動が再スタートして、懸念されるのが新型コロナの影響を受けた「学級閉鎖」です。青森県内の医師は、少しでも子どもの体調に異常があれば医療機関で受診してほしいと話しています。

県のまとめによりますと、新型コロナの感染者数は8週連続で増加しています。8月19日~25日の1週間で確認されたのは1038人で、年齢別では10歳未満と50代以上が多くなっています。

県内の学校は8月の下旬に夏休みが明けていて、8月29日には早速2クラスで学級閉鎖が発生。4日現在、八戸市や東通村など5つの市町村であわせて14クラスが学級閉鎖となっています。

青森市で小児科もある「よこの循環器呼吸器内科医院」では、先週約30人の新型コロナ陽性を確認。そのうち10人ほどが10代以下だったということです。

よこの循環器呼吸器内科医院 横野良和 院長
「(新型コロナが)クラスで出てるという方も結構います。新型コロナは感染力が強いので始業式で(感染者が)数人いたりすると一気に広がる」

感染が確認された子どもはどのような症状だったのでしょうか?
横野良和院長によりますと、感染した人の多くは「咳」や「のどの痛み」など、風邪に似た軽い症状だったということで、実際に子どもが新型コロナに感染した保護者は受診の判断が難しかったといいます。

小学1年生の息子が感染した保護者
「そんなに変わりない感じで、いつもよりちょっと微熱かなというくらいだったので、(判断が)難しいなと思った」

横野院長は医療機関を受診する判断として、少しでも体調に異常があれば受診してほしいと話します。

よこの循環器呼吸器内科医院 横野良和 院長
「なんか具合が悪そうだとか、熱がありそうとか、そういったところを気を付けて見てあげる。普段と違うことがあったら気にかけてあげることが一番大事」

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