自民党富山市連は次の衆院選富山1区の候補者選考について現職の田畑裕明衆議院議員を含めた予備選の実施を検討しています。予備選について、田畑議員は「国政、県、富山市の発展に尽力することを固く誓う」とコメント。富山市連はあすの執行部会で予備選の実施などについて協議します。

田畑裕明衆議院議員

3日、冒頭以外非公開で開かれた自民党富山市連の常任総務会。次の衆院選、富山1区の候補者選考について現職の田畑裕明衆議院議員を含めた「予備選」の実施を検討することにしました。会合では、出席議員から政治資金パーティー問題などで政治不信を招いた田畑議員を批判する声が噴出。衆院選に向けて市連内で結束を図るための異例の対応です。

常任総務会後に取材に応じた自民党富山市連支部長の中川忠昭県議は…。

記者:「現職の方に対して事前に党内で調整を図るという動きがでるということは、引退勧告にも等しいのかなと受けとめられるんですけど…そういうものではない?」

富山市連支部長・中川忠昭県議:「引退ではなくて、やっぱり資質を向上させるためにはそういう試練があっていいと思う」

自民党富山市連が次期衆院選の候補者選考を巡り「予備選」の実施を検討することにしたことを受けて4日、田畑議員は「衆議院議員として、富山の有権者の皆様の負託に応えるべく12年間立ち止まることなく懸命に取り組んで参りました。引き続き、国政、富山県、富山市の発展のために尽力することを固く誓うものです」とコメントしました。

自民党富山市連では予備選の実施可否も含めて、5日、市連の幹部からなる執行部会を開き協議を行います。

富山市連の政調会長・舎川智也富山市議は…。

舎川智也富山市議:「予備選ありきではなくて、色々な選択肢があると思うので、そこはどう我々で決め方。また本当に物理的にできるのか。期間的に無理なのかできるのかできないのかもありますから、その辺はもう少し詰めながら話はしていかないといけないなと思います」「ただどう決めていくかという一つの案としては非常に良い案ではないかという段階ですね」

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